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マラソンのペースメーカーの理由や意味は?報酬や距離やいつからかも

本日偶然、大阪国際女子マラソンを少し見た時に先頭にペースメーカーが走っている事を知りました。ついつい、いつからペースメーカーという存在がいるの?とか距離はどれだけ走るのか?とか、報酬はあるの?など気になってしまいました。

マラソンのペースメーカーの理由や意味(存在意義)について調べました。また、ペースメーカーの報酬や、ペースメーカーが走る距離やルール、さらにペースメーカーがいつから始まったのか?も調べました。

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マラソンのペースメーカーの理由や意味(存在意義)とは?

ふと目にした大阪国際女子マラソンで、マラソンのペースメーカーの存在理由や意味(存在意義)が気になってしまいましたので調べました。

ペースメーカーって聞いて、すぐに思い浮かんだのが、海外の競馬レースで聞いた事があるラビットという呼び名のペースメーカー海外競馬でのラビット(ペースメーカー)の目的は、自分の別の主力馬がより勝つ可能性が高くなるようにレースを進める事。

海外競馬では、主力馬が遅いペースが得意ならそうなるようにレースを導き、速いペースが好きならそうなるようにレースを仕向けて自分の馬がより勝てるようにする役割がラビットと呼ばれていますが、日本競馬では禁止されています。ただ、マラソンのペースメーカーの存在理由は競馬のものとは異なる様子。

気になるマラソンのペースメーカーがいる理由や存在意義は2つ、ありそう。

1つの理由は、指定された距離まで定められたペースで走ること

もう1つの理由は、選手の空気抵抗の風よけになること

ペースメーカーとマラソンの橋尚子選手の世界記録の関係とは?

かつて、高橋尚子選手が2001年のベルリンマラソンで女子で史上初となる2時間20分をはじめて切るタイム2時間19分46秒で優勝されていますが、この時は4人の男性のペースメーカーがいた事が記録を伸ばせた1つの理由だと言われているようです。

車のレースのF1レースでも空気抵抗の重要性がよく聞かれますが、フルマラソンも42.195キロと長距離走りますし、学者さんの研究によるとペースメーカーが3人横に並んで走るのが一番、その後の走るグループにとって一番良い効果が出るという実験結果もあるそう。ただペースメーカーへの報酬も必要なので、大きなマラソン大会以外ではペースメーカーの人数は制限される様子。

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マラソンのペースメーカーの報酬は?

マラソンのペースメーカーの報酬について調べました。

当然ですが、ペースメーカーとして走る人には相応の実力が求められます。例えば、東京マラソンでは優勝は800万円で10位だと10万円という報酬が出る事で知られています。

当然優勝できるレベルの人は、レースで優勝して800万円を目指すわけですが、全力で走った場合に3-8位位の実力を持っている人がペースメーカーとして選ばれるようです。ある意味、なるほど~って感じますよね。

で、気になるマラソンのペースメーカーの報酬は実力に応じて50-200万円だと言われているようです。

日本だと、フルマラソンの練習台にペースメーカーをされる方もいるそうですが、海外の場合、例えばマラソン大会の多いアメリカだと、ケニアの方など、レースでの賞金でなくて、多くの大会にペースメーカーとして出場して、そのギャラで生活されている人もいるそう。確かに、考え方によってはアリかもしれませんね。

マラソンのペースメーカーはいつから始まったの?

マラソンでペースメーカーがいつから起用され始めたのか調べました。

日本の場合は、2003年12月7日の福岡国際マラソンではじめてペースメーカーが起用されたそう。最初は外国の方だったそうですが、2007年の福岡国際マラソン以降は若手有望株の育成の目的で日本人にペースメーカーを任せ始めたそう。経費削減の意味もあるような気が。

ただ、調べてみると日本陸連が公認したのが2003年というだけで、それ以前の日本のマラソンでもペースメーカーは存在していたという声もあるようです。確かに、いても不思議ないですよね。

マラソンのペースメーカーの走る距離は?

マラソンのペースメーカーが走る距離についてですが、特にコレと定められた距離があるわけでは無いですが、大体25-30キロの距離を一定のペースで走る場合が多いようです。ただ、中には完走してペースメーカーが2位になったという例もあるようなので、それぞれのレースでルールが異なるものと言って良さそうです。

まとめ

マラソンのペースメーカーの理由や意味について調べました。また、マラソンのペースメーカーの報酬(ギャラ)や、走る距離はピンきりだという事も紹介しました。あと日本でのペースメーカーが起用された時期は2003年という事も。

今後は、ペースメーカーの動向も見ながらマラソン観戦を楽しみましょう!

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